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頻りに感激されている
仕切りに感謝している

折に触れ撫でる
檻に触れ撫でる

書くべからざる
欠くべからざる

糾える縄の切れ易さ
贖えぬままの偽者さ

線で潰す目
栓で塞ぐ耳

愛の普遍は疑い無い
不変の愛は疑わしい

それで縛ってもいいから
折れてしまってもいいのか

自縄自縛のやまれぬ痴情
自業自得のやむなき離合

手放しにきみを愛す由なし
手探りにきみを犯す善し悪し

かざすに重たい旗印
名指すに後込む果たし状

ぐだぐだサタデー
くたくたサンデー

とどのつまりは唾の雨
あとのまつりに罰と風

そこそこ損ねたご機嫌いかが
こそこそ姑息に伺いましょう

甘い腐敗
酸い不敗

瞼を刺す光
腸に座す怒り

使命の隘路
自明の末路

丸く収めて悪い笑み
悪く捉えて丸い目に

最悪に近しい
災厄に等しい

鳩尾に降り積もった
道のりに言い募った

笑いのツボはずれている
非情なボツは慣れている



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